おにぎり

お米一粒

「一粒のお米に七人の神が宿る」という言葉には、神聖な存在や見えない力が米作りに関与しているという深い信仰心が込められています。日本の古来からの信仰では、自然のあらゆるものに神々が宿るとされ、お米もその例外ではありません。

この「七人の神」とは、単なる人間の労働を超えて、米を育むために働きかける神々の存在を象徴しています。田んぼの苗が芽吹くときから、黄金色の稲穂が風に揺れるまで、そこには次のような神々が宿っていると信じられています。

  1. 田の神(たのかみ): 春に田に降りてきて、苗が順調に育つように見守る神。
  2. 水神(すいじん): 清らかな水をもたらし、田んぼを潤し命の源を与える神。
  3. 風神(ふうじん): 穏やかな風を送り、稲穂を優しく揺らし、病害を追い払う神。
  4. 大地の神(だいちのかみ): 豊かな土壌を司り、植物が根を張り育つための力を与える神。
  5. 日照りの神(ひでりのかみ): 太陽の光を与え、稲がたくましく成長するように照らす神。
  6. 収穫の神(しゅうかくのかみ): 秋の収穫のとき、稲を刈り取り、人々に実りをもたらす神。
  7. 食の神(しょくのかみ): 食卓に運ばれたお米に命の力を宿し、人々の体と心を満たす神。

こうした神々は、ただ単に農業の過程を司るだけでなく、人間が生きるために必要な「命そのもの」を支えているとされます。お米一粒一粒には、七人の神々が込めた命のエネルギーと、無数の祈りや感謝の念が宿っており、それは私たちにとって何よりも尊いものです。

ですから、お米を一粒も無駄にせず、大切にいただくことは、これらの神々への感謝を表し、私たち自身が自然と調和して生きている証でもあるのです。お米をいただくときには、神々の力を体に取り入れ、生命の恵みを頂いているという畏敬の念を持つことが大切だとされているのです。

おにぎりの美味しさは「お米」から

当店のおにぎりは、富山県産の早生米「てんたかく」を使用しています。
このお米は、「コシヒカリ」よりも一足早く収穫される早生品種で、
炊きたてはもちろん、冷めても美味しさが持続するのが最大の特長です。

「てんたかく」は、炊き上がりの粒立ちが良く、ふっくらとしてつややか。
噛むほどにほのかな甘みが広がり、口の中で優しくほどけていく食感は、まさにおにぎりに最適。

粘りはほどよく、具材の味を引き立てながら、しっかりとお米の美味しさも主張する絶妙なバランスを持っています。
さらに、夏の暑さにも強く、年による品質のばらつきが少ないため、
いつ訪れても変わらない味わいをお届けできる安心感も、このお米ならではの魅力です。
「てんたかく」を土鍋で丁寧に炊き上げ、手むすびで仕上げたおにぎりは、一口ごとにほっとするような優しさと、しっかりとした満足感を与えてくれます。


当店のおにぎりは、「てんたかく」なくして語れません。
日常の食事にも、大切な誰かへの差し入れにも。
自信を持ってお届けできる味の理由が、ここにあります。

萬古焼の土鍋で炊いた、
特別なご飯

当店のおにぎりは、ただの「ご飯+具材」ではありません。
ふっくらと立ち上がる香りと、噛むほどに広がるお米の甘み。
そのおいしさの秘密は、萬古焼(ばんこやき)の土鍋で丁寧に炊き上げていることにあります。

三重県四日市の伝統工芸「萬古焼」は、火をじっくり通す土の力と遠赤外線効果により、ご飯の一粒ひと粒にしっかりと熱を伝え、ふんわり、もっちりとした炊き上がりを実現します。

この土鍋ごはんを、手間ひまかけて一つひとつ丁寧にむすんだのが、当店のおにぎり。
素材の味を活かし、余計な調味はせず、お米そのものの美味しさを味わっていただけるよう仕上げています。

「ご飯が主役」のおにぎりを、ぜひ一度ご賞味ください。
ほっとする懐かしさと、毎日食べたくなる優しさをお届けします。

おにぎりメニュー

焼きおにぎり

焼き味噌
おにぎり

うめおかか

あさり

ごまこぶ

塩昆布

炙り明太

ネギ明太子

紅鮭

高菜チーズ

とり天

紀州梅

ツナタク

ツナマヨ

玉子焼き

ネギ味噌

角煮

牛しぐれ

ピリ辛そぼろ

海老マヨ

高菜

鶏うずら玉子

十六穀米

野沢菜

ちりめん山椒

エビ天