
整うごはんが、ここにあります。

毎日の中で、忙しさに追われて「ちゃんと食べた」と思える時間が、いつの間にか減っていませんか?
私たちは、土鍋で一釜ずつ炊くごはんと、出汁から丁寧に引いたスープで、からだと心を整える食卓をつくっています。
炊きたての香り、湯気、食感──そのすべてに、妥協はありません。
「ごはんって、ここまで美味しくなるのか」と思ってもらえたら、それが一番嬉しいです。
一口で、なぜかほっとする。

土鍋は7合炊き。でも、炊くのは5合だけ。
それが、いちばん美味しくふっくら仕上がるからです。
にぎる温度も力加減も、“食べる人”を思って調整しています。
ごはん一粒の立ち方から違うと、口の中の景色も変わります。
他にも、ほうれん草と自家製ベーコンのチヂミ風キッシュ、だし巻き玉子の天ぷら~炙り明太バターあんかけ~、じゃがいもの塩昆布アチャール。
すべての料理に共通するのは、「また食べたい」と思っていただける、やさしくも記憶に残る味。
ひと口で、心がふっとほぐれる。そんな料理を、日々、丁寧に重ねています。
スープは整うを支える、
もうひとつの主役。

スープもまた、私たちにとって“ごはんと同じくらい大切な主役”です。
昆布と鰹の一番出汁や煮干し出汁。そして、鶏ガラと豚骨で旨みを重ね香味野菜で取った出汁の三種類の出汁を使い、まるで、体の奥にふわっと染み渡るような一杯を目指しています。
おにぎりと一緒に味わえば、香り・温かさ・食感が一体に。
その瞬間、五感がゆっくりと整っていくのを感じていただけるはずです。
体調や気分に寄り添う一杯をお出ししています。
どんな日でも、あなたのコンディションにそっと寄り添えるように。
わざわざ訪れたくなる空間を。

1階はご注文とテイクアウト。そして、立ち飲みのような距離感
そして、食事をゆっくり楽しんでいただくのは、階段を上がった2階・3階の席です。
階段を上がった先にある静かな席。
気兼ねなくひとりで。
大切な人と、隣り合わせで。
接客は最低限。でも、それが「自分の時間」に集中できる、ちょうどいい距離感を生んでいます。
ひとりで、静かに過ごすもよし。
誰かと肩を並べて、ゆったり語らうのもいい。
すこしだけ不便なつくりかもしれません。
でもだからこそ、落ち着ける時間と空間が、ここにはあります。
整うために、炊いています。
炊きあがる湯気、耳に響く土鍋の音。
そのすべてが、整えるごはんの合図です。
ただの食事じゃなく、「今日もちゃんと食べた」って、心と身体が実感でき明日への準備になるようなひとときを。
私は、岐阜で一番美味しいおにぎりを出しているという気持ちで、毎朝、土鍋に向き合っています。
あなたが「ふと、来たくなる日」そう言えるだけの価値が、ここにはあります。
あなたが「なんとなく整いたいな」と思ったその時のために、今日もごはんを炊いて待っています。