おにぎりを作って、冷めたら硬くなったりパサパサしたり…。そんな経験ありませんか?
実は「おにぎりに適したごはんの炊き方」には、いくつかのコツがあるんです。
飲食店で日々おにぎりを握っている私たちが、おうちでも再現できる「ふっくら冷めても美味しいごはん」の炊き方と、お米の選び方をお伝えします。

おにぎりに向くお米の特徴
・粘りすぎない(もちもちよりも軽やか)
・冷めても味が落ちにくい
・粒が立っていて、握ったときに潰れにくい
おすすめの銘柄:
- てんたかく(冷めても美味)
- ひとめぼれ(やわらかすぎず程よい粘り)
- あきたこまち(バランス型)
炊飯時のポイント(5合以下の場合)
- 【研ぎすぎない】
表面の旨味が流れてしまうので、軽く2〜3回でOK。 - 【浸水は30〜60分】
芯残り・パサつき防止に重要。夏場は冷蔵庫で浸水もおすすめ。 - 【水加減は気持ち少なめ】
冷めてもべちゃっとしないよう、いつもより水を5%減らす。 - 【炊きあがり後は15分蒸らして混ぜる】
水分が均等に。混ぜて空気を入れることでふっくら感が出る。

おにぎりを握るタイミングと温度
握るのは、炊きたてではなく【ほんのり温かいタイミング(50〜60℃)】がベスト。
熱すぎると水分が飛び、冷めすぎると割れやすくなります。
プロのひと手間:木べら+木のボウル
・木べらでやさしくほぐすことで粒が潰れにくい
・木のボウルや飯台を使うと、余分な水分が吸われて冷めても美味しい
おにぎりを冷蔵・冷凍するなら
● 冷蔵保存
ラップ+ペーパータオルで包むと、冷蔵庫内の乾燥を防げます。
● 冷凍保存
炊きたてをすぐラップして急冷。
食べるときはレンジでふっくら戻せます。
まとめ
おにぎりは「炊き方・握り方・冷まし方」の3ステップで決まります。
冷めても美味しいごはんは、ほんの少しの手間で仕上がります。
ぜひ、今日の炊飯からひとつだけでも試してみてくださいね。